中古車の購入で不安に感じることはないでしょうか?おそらく、粗悪品をつかまされないだろうか。失敗しないだろうか。損しないだろうか。お得に買うにはどうしたらいいのだろうか。などなど。中古車といっても安い買い物ではないので、誰しもがそう思っていると思います。そこで、私が中古車業界で働いていた経験を元に中古車をお得に買うコツをご紹介したいと思います。
❏掘り出し物を探すな!
中古車をお得に買いたいと思い、掘り出し物を探している人も多いのではないでしょうか?気になるクルマを見つけたけれど、本当にこのクルマでいいのだろうか?もうちょっと待てば、もっといいクルマが見つかるんじゃないだろうか?私が、中古車販売店で店長を努めていた時もそんなお客様の声をよく耳にしていました。中古車は安い買い物ではないので、「損したくない。」「お得に買いたい。」と思うのは当たり前のことです。ただ、そう思うことはごく自然なことで問題ないのですが、「もっといい物を、もっともっといい物を。」と、欲ばかりかいて掘り出し物を探そうとすると大変危険です。
❏掘り出し物を探そうとするとなぜ危険なのでしょうか?
それは、「中古車に掘り出し物は無い」からです。勘違いしないでほしいのですが、「お得に買う」ことが出来ないわけではありません。あなたが思う「掘り出し物」とは、「通常の値段より安く売られている物」という認識ではないでしょうか?その考えで言う「通常の値段より安く売られている物」は中古車では存在しないということです。では、なぜ存在しないのでしょうか?
中古車の値段は、相場で決まります。中古車販売店でのクルマの仕入れは、ほとんどが業者オークションでの仕入れです。業者オークションでの相場が、そのまま仕入れ価格になり、利益を乗せて販売価格になります。つまり、中古車の値段は、業者オークションの相場で決まります。業者オークションの相場は、その時の業者同士が売り買いする値段で決まります。業者は中古車のプロですので、相場を知っていますし、相場を元にクルマを仕入れます。つまり、中古車の値段は、相場を無視して下回ることは無く「通常の値段より安く売られている物」は中古車では存在しないということです。
逆に考えると、「通常の値段より安く売られている中古車」は怪しいということです。それだけ安いということは、安いだけの「理由」があるので、その理由次第ではとても危険です。例えば、事故車であったり、どこかに不具合があったり・・・などなど、必ず理由があります。
安く売られている理由を販売店では教えてくれませんので、一般の人は簡単にダマサれてしまいます。もしかすると「掘り出し物」だと思って、喜んでそんなクルマを買っているかもしれません。
❏お得に買う方法とは?
安く売られているクルマには、安く売られている「理由」があります。ただ、安く売られているクルマが全て悪いというわけではありません。なぜ、そのクルマが安いのかという理由を見極めることが重要になります。つまり、安い理由を見極めることで「お得に買う」ことができると言うことです。
安くなる理由は下記があります。
- 事故車(修復歴あり)である。
- 事故車ではないが、事故車に限りなく近いクルマである。
- メーター交換、改ざん車である。
- 冠水車である。
- 車検が通らないクルマである
- 外装や内装の状態が悪いクルマである。
- 下回りのザビがひどいクルマである。
- 不具合個所があるクルマである。
- 特殊な改造がしてあるクルマである。
- 純正部品ではなく、安い外品部品がついているクルマである。
- レスオプションのクルマである。
- 不人気な色である。(外装色、内装色)
- 色替え車(外装を塗り替えているクルマ)である。
- 売れ残りのクルマである。
❏お得に買える「安い理由」とは?
クルマが安くなる理由はたくさんあるのですが、オススメできないものが
「後で追加でお金がかかる可能があるもの」です。
後でお金が追加でかかってしまうものだと、せっかく安く、お得に買っても意味がありません。例えば、あとあとクルマが故障し、追加で修理費用がかかってしまう様なケースです。クルマの修理費用は数万円~数十万円と高額なものが多いで大変危険です。
それ以外の理由であれば、人それぞれのお好みで選んでもらえれば「お得に買う」ことが出来ます。
オススメの理由は下記になります。
- 不人気な色である。(外装色、内装色)
- 色替え車(外装を塗り替えているクルマ)である。
- レスオプションのクルマである。
- 売れ残りのクルマである。
オススメしたものは、どれも「人の好み」によって左右されるものだからです。
❏理由1 不人気な色
中古車の価格は、相場で決まります。その相場は、「人の好み」によって決まります。単純な話、ボロボロなクルマでも人気があれば高額になりますし、いくらピカピカで新品同様でも人気がなければ安くなります。そして人の好みが大きく出るものが「色」になります。
「色」は人それぞれ、好きな色、嫌いな色があり、ハッキリ好みに別れます。中古車でも同様で、好きな色のクルマ、嫌いな色のクルマがあります。そして、その色によって中古車の相場も変わり、値段も変わってくるということです。
「色」だけでです。
「色」は「人の好み」でしかないので、クルマの「状態」や「性能」「善し悪し」にはなんら影響ありません。
つまり「同じ車種」「同じ年式」「同じ距離」「同じグレード」「同じ状態」のクルマでも、色が違うだけで、値段が大きく変わるということです。
不人気な色を選ぶだけで、お得に買えると思いませんか?
ではどんな色を選べばいいのでしょうか?
お得に買える「色」とは?
「白」や「黒」は人気がありますので、高くなる傾向にあります。「グレー」や「シルバー」、「紺」などの無難な色は、白黒に比べれば安く買えます。
一番安くお得に買える色は、人があまり好まない「奇抜な色」です。
オレンジやグリーン、ゴールド、ピンクなど あまり選ばれない色がオススメです。
ただ、色の好みは車種によって変わってくることを覚えれおいて下さい。例えば、スポーツカー系であれば「赤」は人気色になります。フェラーリの代表色は「赤」だと誰しもが知っていると思います。また「黄色」や「青」も人気色になります。逆に「ミニバン系」では「赤」は不人気色になります。アルファードクラスでは見かけないと思いますが、セレナなどにあります。
つまり、車種によって、「人気色」と「不人気色」が変わってきますので注意が必要です。
しかし、色にこだわりがある人は、この選び方は出来ませんで、「色替え車」や「レスオプション車」「売れ残り車」を選べば安く買えます。
❏理由2 色替え車
色替え車とは、外装色を「元の色」から全塗装して「別の色」に替えているクルマのことです。
例えば、元の色が「オレンジ」だったが、「黒」に塗り替えたクルマです。あまり多くないのですが、オーナーの気分転換や、外装がハゲハゲになったので修理のついでに色替えをしたクルマなどです。
業者のオークション相場では、「色替え車」はクルマの価値が下がってしまい安く取引されています。一般的に同じ「黒」なら、色替えしている「黒」より、色替えしていない「元の黒」の方が好まれるからです。イメージの問題もありますが、後から塗装すると、どうしても塗装レベルが落ちてしまいます。新車時と比べると色味が違ったり、くすんだり、ゴミが入り込んだりします。
ただ、色を塗装し直しているというだけでクルマの状態や性能には関係ありませんので、安く取引されている分、お得に買うことが出来ます。古いクルマの場合は、年数と共に外装も劣化していきますので、塗装し直しているクルマの方が状態が良くなって場合もありますので、「安く」しかも「状態が良く」なっていればお得さは間違いなしです。
ただ、悪い業者は、色替えしていることを隠して、高い値段のまま販売していることもありますので注意が必要です。購入時は、色替え車かどうかしっかり確認して購入しましょう。
❏理由3 レスオプションのクルマ
レスオプションとは、新車購入時のオプションで、価格を抑える為に、あえて装備のグレードを落としたり、装備を外したりすることです。例えば、18インチのアルミホイルを17インチにグレードダウンしたり、コンビハンドルをノーマルハンドルにしたりすることがレスオプションです。
装備のグレードが落ちている分、安く買えますので、装備を気にしない人にはオススメの買い方です。
❏理由4 売れ残りのクルマ
売れ残ったクルマは当然値引きが入り安くなります。クルマは普通の商品より、価値が下がりやすい商品で、年をまたげば、それだけで1年古いクルマになってしまい価値が下がってしまいます。しかも、クルマは高額商品ですので、値下がり額も、数万円~数十万円と大きく、値下げしてでもいち早く売りたいというのが販売業者の本音なのです。
私が勤めていたお店でも、半年間、売れ残ったクルマは「20~30万円」程、値下りしているクルマもありました。お店側は販売しても利益はありませんし、マイナスになる場合もあります。ただ長く置いておいての、業者にとってなんのメリットもありませんので、それでも販売したいのです。
売れ残るクルマには、状態が悪いという理由で売れ残るクルマももちろんあるのですが、販売側からしても、なぜ売れないのかわからない状態のいいクルマもありました。たまたま売れ残ってしまったクルマや、300万円以上する高額車で、なかなか買い手が見つかりにくいクルマなどです。そういったクルマを見つければお得に買うことが出来ます。
売れ残りのクルマを見つける為には、めぼしいクルマを見つけ、そのクルマを頻繁にカーセンサーやGooなどの情報サイトでチェックすることです。私が務めていたお店でも、値下げした瞬間に、買いに来るお客様もおられ、頻繁にサイトをチェックしていたそうです。
❏まとめ
中古車の場合、安いものには、「安いだけの理由」が必ず存在します。
なんの理由もなく安いクルマは存在しないのです。
なぜそのクルマが安いのかという理由を見極め、その理由が、「後でお金が追加でかかってしまうもの」以外であれば、お得に買うことが出来ます。
是非、中古車選びの参考にして下さい。
❏中古車選びのオススメサイト
中古車を探すサイトは多数ありますが、中古車選びで、オススメのサイトは「カーセンサー」です。
オススメする理由
中古車掲載台数 No.1 382,714台
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